DCT-MAGAZINES
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シングルやアルバムの情報満載の「disc-us[ディスカス]」などをラインナップ。

disc-us [ディスカス]
vol.13 2007.05発売
きみにしか聞こえない特集

disc-us vol.13
きみにしか聞こえない
【2007年夏期限定盤】
serial code:UPCH-89005
date of sale:2007.06.13
【通常盤】
serial code:UPCH-80023
date of sale:2007.06.13

1.きみにしか聞こえない
[映画「きみにしか聞こえない」主題歌]
2.サヨナラ59ers!(フィフティーナイナーズ)
[花王AUBE CMソング]
試聴はこちら

【2007年夏期限定盤】
★みんなで歌おう♪「何度でも LOVE LOVE LOVE」教則DVD(約30分)
★コーラス用譜面

NEW SINGLE「きみにしか聞こえない」 2007.06.13 RELEASE!!
p1

――この曲は映画『きみにしか聞こえない』の主題歌ですが、お話がきたときに、まず何を考えられました?
吉田「えっとね、お話を頂いたときにこの脚本をまず頂いたんですけど、あのね、わたしこの原作をたまたま読んでたの、もう何年か前に。ツアー中にりんちゃん(浦嶋りんこさん)が乙一さんの本を読んでいて『おもしろいから、これ読んでみなよ』って言われて。なんか内容が心に残っていて、そうしたら主題歌のお話を頂いたから、こんなこともあるものなんだなあって」

――物語の、どういう世界観を一番大切なものだと思われました?
 吉田「まずはやっぱり、すっごいひらたく言ってしまうと『絶対に誰かが、いる』っていう。自暴自棄になったとしても、絶対に誰かはあなたを見ているし、絶対に誰かがあなたの声を聞いているってところが、なんか私の中では一番強く浮上してきていたのは確かだな」

――その人の姿は、今は見えないかもしれないけれど。
 吉田「うん。誰かに必ず届いている、っていう。届く、っていう……半分が願いで半分が祈り、みたいな。不確かなんだけど、“届く/希望”みたいなところが、歌で表わせたらいいなあ、って」
――中村さんは映画の音楽監督としての視点から、こだわった部分といえば?
中村「耳が物理的に聞こえない人に聴こえている音って、何なんだろうなあって。鼓膜を振動する音じゃなくてね。……それで、そういうものが(映画の)全編に流れていたらいいな、と。それから、こういう優しい映画は、音楽の担うものがすごく大きくて。時に音楽がテンポを出すこともあるのね、映画のストーリー・テラーとして。だから『耳が不自由な人に聴こえる音楽』と、『映画そのもののテンポ感』の、2点ですね。それでこの『きみにしか聞こえない』が最後に鳴ったときに、そこで全てが解放されるというか、その時点で昇華されるというか。つまり、単なるエンディング・テーマじゃなくて、そこに向けて、オープニングから音がプランされているんですよ、実は」
――その一方で『サヨナラ59ers!』は久しぶりに、ヒネりにヒネったという意味でとてもドリカムさんらしい曲だなあと。
吉田「(笑)。これはなんか、ただ単に私がやりたかったことを、全部並べたってっていう。ラテンのフレイヴァーで、かといってモロではなく、で、スパニッシュ・ギターの速い"ビュルルル、ビュルルル、ビュルルル"みたいなのがいつも聴こえていて、そこにハーモニーのサビからはじまる、っていう。ゆったりとしたミドル・テンポの気持ちのいいグルーヴがあって、でも突然、なんの脈絡もなくスポーンとテンポが変わって。全く違う要素のものがポンッと間に入って、それが過ぎたら元に戻るっていうのを、とにかくやりたかったの。ただ、その説明も下手なので……最初、マサさん大変だったと思う(笑)。『こういうのやりたいっ!』て(笑)」
――こういう説明をされて、中村さんは……。
中村「わからなかったです。しょっちゅうあるんですけどね。どこからどこまででメロディーが区切れてるのかとか、最後の最後まで、わからなかった。で、言われる通りメロディーを入れていって、で、アレンジしていくと、『あっ、なるほど』と」
――これ何度聴いても、リズムの変わるところがすごく楽しいですね。
吉田「そうでしょ(笑)!ふき出すよね。でもさ、もちろんこれはドリだけがやってることじゃなくて、いろんなアーティストがみんな昔からやってるんだけど……ムチャをしても、音楽的なところにちゃんと落ち着くというか。そこがすごく、音楽の楽しい部分だと思うの。音楽の楽しみ方ってやっぱり無限にあって、それを見てもらいたいなあって。今回はすごく、そう思いましたね」
――今回はさらに、教則DVDが付くそうですね。
中村「これはね、ドリカムワンダーランドに『夢よ、みんな、かなってしまえ!!!』っていうテーマがあるじゃないですか。で、みなさんから応募してもらったDWL2007でかなえたい夢の中で、『ドリカムと一緒に歌いたい』っていうのと『美和ちゃんと一緒のステージに立ちたい』っていうのが、やっぱり圧倒的に多いんですよ。でまあ、それをかなえたいためにバッキング・ヴォーカルのオーディションをはじめたんですが、ツアーを全部まわってもらいますって言っちゃったもんだから、一か八かかけて仕事を退職することはできないとか、歌には自信がないけど美和ちゃんと一緒に歌いたい、とかあるんですよね。それで『ああ、そっか』と。俺、ちょっと勘違いしてたなと思って。それで、みんなが歌えるシーンを絶対に作りたいと思ったんですよ。吉田がリード・ヴォーカルで、観客のみなさんがコーラスで。曲は、やっぱり紅白でやったメドレーの『何度でも LOVE LOVE LOVE』をやるのがいい、って。そうすれば年末の第九みたいに、会場中が一つになって歌える、と」
吉田「だから、会場全体がステージになるような演出を考えていて。歌いたくない人はもちろん、歌わなくてもよくて」
中村「そうそう、強制はしません。でも歌いたい人は、そのパートを決めてありますから。で、客席もその瞬間だけ、吉田美和と同じステージになるような演出を考えてます」
――ただ、教えるために中村さんがJOEになる必要はあるのかどうか……。
中村「(笑)。教えるのは(紅白のときに指導された)勝山先生ですよ。JOEはパーソナリティーです、総合司会みたいなもんです」
吉田「だから中村正人は、ちょっと勝山先生が厳しくてらっしゃるので、ボクも立ち位置的にちょっとどうしていいか……で、JOEに聞いたら、二つ返事で『ソノトキ、ヒマヨ』と」
中村「『ジョー、ノー・プロブレムヨ』って来ましたから」
吉田「だから、あ、JOEだったらいいかってことで(笑)」
中村「日本語が出来るし、JOEはね。だから、今回のDVDは初回特典じゃないんです。2007年夏期限定で。みんなチケットがきました、いよいよ練習しましょう、というときにこのDVDを買って頂けると、練習できるよと。あと、DCTgarden.comや、いろんなメディアでも流して練習できるようにしたいと思ってます」
吉田「そう。だから、別にムリヤリ買わなきゃいけないっていうことでも、ない。グループで1枚とか、町内で1枚とかでもいいし」
中村「コピーはしないでくださいね、コピーは問題があるから。町内で回覧板と一緒に回してもらっていいですよ、それでハンコ押してもらって。『あらー、4−2の吉田さん、まだ見てないわ』とかね」
――コーラス用の譜面も今回は付きますしね。
中村「そう。作るの大変だったんだから」
吉田「まさに去年の再現でね」
中村「1曲分のレコーディングくらい、大変でした」
Interview & Text : NAMI SEZAWA